N5 · 単元 2
第8課何を使ってするか
動作に使う道具・方法・言語を示し、物の授受を表せる。
この課で学ぶこと
動作に使う道具・方法・言語を示し、物の授受を表せる。
学習ポイント
- 道具・方法・言語
- 授受
- 完了
今この課を学ぶ理由
前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。
次の一歩
重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。
インタラクティブ課を開く基本文型
道具 / 言語 で 動詞ます ・ 人 に 物 を あげます / もらいます ・ もう 動詞ました初学者向け説明
動作に使う道具・方法・言語は「で」で示します。人に物を与える時は「人に 物を あげます」、人から受け取る時は「人に 物を もらいます」を使います。「もう〜ました」は、すでに終わった動作を表します。
まず理解する重点文
- 日本語で メールを 書きます。Nihongo de mēru o kakimasu
日本語でメールを書きます。
- はしで ご飯を 食べます。hashi de gohan o tabemasu
箸でご飯を食べます。
- 友達に お土産を あげます。tomodachi ni omiyage o agemasu
友達にお土産をあげます。
- もう 友達に 地図を もらいました。mō tomodachi ni chizu o moraimashita
友達からもう地図をもらいました。
この課の基本語彙
- 書きますかきます書く
- 送りますおくります送る
- あげますあげますあげる
- もらいますもらいますもらう
- メールメールメール
- 箸はし箸
- お土産おみやげお土産
- 地図ちず地図
文法を一つずつ理解
道具・言語・方法・材料には「で」
means/material で V「で」は交通手段や動作場所だけでなく、動作に使う言語・道具・郵送方法・原材料も示します。「何を使って、どの方法で」と考えます。
例文
- 日本語で 手紙を 書きます。日本語で手紙を書きます。
- 新聞紙で 紙飛行機を 作ります。新聞紙で紙飛行機を作ります。
「あげます」:物は与え手から受け手へ
giver は recipient に object を あげます与える人は「は」、受け取る人は「に」、物は「を」で示します。初級では、目上の人への贈り物すべてに「あげます」が適切だとは考えません。敬意を含む授受表現は後で学びます。
例文
- わたしは ミナさんに お土産を あげます。私はミナさんにお土産をあげます。
- 母は 友達に 花を あげました。母は友達に花をあげました。
「もらいます」:受け手が物を受け取る
recipient は giver に/から object を もらいます受け取る人は「は」、与える人は「に」または「から」、物は「を」で示します。会社や学校など組織が出所の場合は「から」がよく使われます。
例文
- わたしは ミナさんに 辞書を もらいました。私はミナさんに辞書をもらいました。
- 父は 会社から 記念品を もらいました。父は会社から記念品をもらいました。
会う相手には「に」
person に 会います「会います」の相手は「に」で示します。会う場所は「で」、特定の時刻は「に」なので、一文に役割の異なる「に/で」が複数出ることがあります。
例文
- 明日 友達に 会います。明日、友達に会います。
- 駅で ミナさんに 会いました。駅でミナさんに会いました。
文末の「よ」は新情報や注意を伝える
sentence + よ相手が知らないと思う情報や、注意してほしいことを伝える時に「よ」を使います。知らせ・念押し・軽い警告になり、使いすぎると強く聞こえます。
例文
- もう 帰りましたよ。もう帰りましたよ。
- 太りますよ。太りますよ。
「もう」は動作の完了を表す
もう Vました「もう」と過去の肯定形で「すでにした」を表します。「まだしていない」は普通「まだ Vていません」で表し、後で学びます。
例文
- もう 昼ご飯を 食べました。もう昼ご飯を食べました。
- もう ファックスを 送りましたよ。もうファックスを送りましたよ。
表現と使用場面
人には「に/から」、組織には普通「から」
人から受け取る時は「に」「から」のどちらも使えます。会社・学校など具体的な人でない組織から受け取る時は、普通「会社から もらいます」と言います。
物を差し出す時は「どうぞ」が自然
「あげます」だけでは一方的な恩恵の宣言に聞こえることがあります。実際に物を差し出す時は「これ、どうぞ」「どうですか」がよく使われます。
「さっき」と「たった今」には過去形
「たった今」は「さっき」より今に近い時を示します。どちらもすでに起きたことなので、後ろは過去形になります。
- たった今 帰りました。たった今、帰りました。
受信と送信では組み合わせが違う
受け取る時は「電話/ファックス/メール/手紙をもらいます」。送る時は「電話をかけます、ファックス/メールを送ります、手紙を出します」と組み合わせます。
「Nの件」は「Nについての用件」
「〜の件」は仕事のメール・ファックス・改まった会話で話題を示します。日常会話のすべての話題を「件」と呼ぶ必要はありません。
名詞+「お願いします」で具体的に頼む
電話の取り次ぎでは「田中さんを お願いします」、書類を渡す時は「これ、お願いします」と言えます。頼む動作が場面から明確であることが必要です。
「分かりました」は依頼の承諾にもなる
説明を理解した時だけでなく、依頼に「分かりました」と答えて「承知しました、します」と伝えることもできます。複雑で重要な依頼では、要点を言い直して確認します。
「AもBも」は両方を含む
並べる各項目に「も」を付けると、両方が後ろの判断に当てはまります。例:「ファックスもメールも届きました」。
「前に」には「以前」の意味もある
「前に」は空間の前だけでなく、特定しない過去の時、つまり「以前」も表します。この時間用法では「に」を省けます。
学習後にできること
- 動作の意味から、道具・言語・材料・方法の「で」を選ぶ。
- 与え手と受け手の両方の視点から「あげます/もらいます」を組み直す。
- 人には「に/から」、組織には「から」を使い分ける。
- 「人に会います」で相手を示し、時と場所を加える。
- 「もう・さっき・たった今」に合う過去表現を選ぶ。
- 届かない予定表をファックスやメールで送り直すオリジナル会話を完成する。
文化と実際の使い方
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