Nihongo Hub

N5 · 単元 3

第9課

辛い、おいしい、あまり高くない

い形容詞で、現在・過去の肯定と否定を表せる。

01

この課で学ぶこと

い形容詞で、現在・過去の肯定と否定を表せる。

学習ポイント

  • い形容詞
  • 否定形と過去形
  • 程度の表し方
02

今この課を学ぶ理由

前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。

01

基本文型

い形容詞です / くないです / かったです / くなかったです ・ とても / あまり

初学者向け説明

い形容詞は普通「い」で終わります。現在否定は最後の「い」を「くないです」に、過去肯定は「かったです」に、過去否定は「くなかったです」に変えます。「とても」は程度が高いことを表し、「あまり」は普通、否定形と一緒に使います。

02

まず理解する重点文

  • この カレーは 辛いです。kono karē wa karai desu

    このカレーは辛いです。

  • この 店は あまり 高くないです。kono mise wa amari takakunai desu

    この店はあまり高くないです。

  • 昨日は とても 暑かったです。kinō wa totemo atsukatta desu

    昨日はとても暑かったです。

  • 先週は 忙しくなかったです。senshū wa isogashikunakatta desu

    先週は忙しくなかったです。

03

この課の基本語彙

  • 辛いからい辛い
  • おいしいおいしいおいしい
  • 高いたかい高い・値段が高い
  • 安いやすい安い
  • 暑いあつい暑い
  • 寒いさむい寒い
  • 忙しいいそがしい忙しい
  • 楽しいたのしい楽しい
04

文法を一つずつ理解

い形容詞は「い」で終わり、そのまま「です」を付ける

N は i-adjective です

い形容詞自体が性質を表す述語になります。丁寧にする時は後ろに「です」を付け、「な」は付けません。辞書形の多くは「い」で終わりますが、「きれい」などは別の種類です。

例文

  • この 料理は 辛いです。この料理は辛いです。
  • 海は 広いです。海は広いです。

現在否定:最後の「い」を「くないです」に変える

〜い → 〜くないです/〜くありません

最後の「い」を取り、「くないです」または改まった「くありません」を付けます。辞書形にそのまま「ないです」を足しません。「いい」は不規則で「よくないです/よくありません」です。

例文

  • この スープは 熱くないです。このスープは熱くないです。
  • 値段は 高くありません。値段は高くありません。

過去肯定:最後の「い」を「かったです」に変える

〜い → 〜かったです

過去の天気・体験・食べ終わった料理などは「かったです」で表します。形容詞をそのままにして「です」だけを過去にしません。「いい」の過去形は「よかったです」です。

例文

  • 旅行は 楽しかったです。旅行は楽しかったです。
  • 昨日の 天気は よかったです。昨日の天気はよかったです。

過去否定:「くなかったです」を使う

〜い → 〜くなかったです/〜くありませんでした

最後の「い」を取り、「くなかったです」を付けます。改まった形は「くありませんでした」です。「いい」は「よくなかったです/よくありませんでした」になります。

例文

  • 昨日は 寒くなかったです。昨日は寒くなかったです。
  • 試験は 難しくありませんでした。試験は難しくありませんでした。

い形容詞は「の」を入れずに名詞を直接修飾する

i-adjective + N

最後の「い」を残して名詞の直前に置きます。例えば「新しい靴」です。「新しいの靴」「おいしいの料理」とは言いません。

例文

  • 青い 海青い海
  • おいしい 料理おいしい料理

動作の対象を話題・対比にする時は「を」を「は」に替える

object は V

元は「を」で示す動作対象を話題や対比にする時、普通は「を」を「は」に替えます。「をは」と重ねません。他の助詞と「は」の組み合わせは別の規則があるため、まずこの形を覚えます。

例文

  • コーヒーは 飲みません。コーヒーは飲みません。
  • この 本は 友達に もらいました。この本は友達にもらいました。

程度副詞は肯定形・否定形と組み合わせる

とても/少し + adjective; あまり/全然 + negative

「とても/たいへん」は程度が高いことを、「少し/ちょっと」は少しあることを表します。初級では「あまり」「全然」を否定形と組み合わせ、それぞれ「あまり〜ない」「まったく〜ない」を表します。

例文

  • この 料理は とても おいしいです。この料理はとてもおいしいです。
  • 温泉は あまり 熱くないです。温泉はあまり熱くないです。
05

表現と使用場面

「多い・少ない」は普通、単純な「多い+名詞」で数を表さない

人や物が多い時は「人が多い」「本がたくさんあります」「たくさんの本」などを使います。中国語や英語の語順を移して「多い人」と言わないようにします。

  • 公園に 人が たくさん います。公園には人がたくさんいます。

名詞+「用」は用途や対象を表す

「子供用」は子供が使う物という意味です。「女性用」「お客様用」「ワイン用のグラス」のようにも言えます。前の名詞が、誰のためか、何に使うかを示します。

  • これは 子供用の 浴衣です。これは子供用の浴衣です。

否定疑問には述語まで答えて誤解を避ける

「熱くないですか」は「熱くない」ことの確認にも、「熱すぎませんか」という心配にもなります。「はい/いいえ」だけでは言語によって解釈がずれるため、「はい、熱くないです」「いいえ、熱いです」のように事実まで言います。

  • 熱くないですか。— はい、熱くないです。熱くないですか。— はい、熱くないです。
  • 熱くないですか。— いいえ、熱いです。熱くないですか。— いいえ、熱いです。

「あら・ああ」は会話の反応で、文の骨格ではない

「あら」は突然の発見や軽い驚きに、「ああ」は思い出す・理解する・強く肯定する反応に使われます。話者・関係・イントネーションで感じが変わるため、どの文にも機械的に入れません。

「ちょうどいい」は大きさ・温度・量がぴったり

「ちょうど」は「ぴったり、正確に」の意味です。「いい」と合わせると、服の大きさ、湯の温度、時間、量が適切だと評価できます。

  • この 浴衣は ちょうどいいです。この浴衣はちょうどいいです。

日常会話では、熱い水を普通「お湯」と言う

「水」は普通、常温または冷たい水を連想させ、温めた水は日常会話で「お湯」と言います。技術的な文脈で「熱い水」が絶対に不可能という意味ではありませんが、旅行会話ではまず「お湯」を使います。

  • お湯は 熱いです。お湯は熱いです。
  • 冷たい 水を ください。冷たい水をください。

味の種類と「おいしいか」を分ける

「甘い・塩辛い/しょっぱい・酸っぱい・辛い・苦い」は具体的な味を示します。「おいしい/まずい」は食べたり飲んだりした全体の感想です。食べ物の「辛い」は普通、辛味ですが、他の場面では苦しい・つらい意味もあります。

  • この カレーは 辛いです。このカレーは辛いです。
  • この 水は おいしいです。この水はおいしいです。

「熱い/暑い」は物の温度と暑い天気を分ける

飲み物・スープ・湯・物の温度が高い時は「熱い」、天気や周囲が暑い時は「暑い」を使います。冷たい物は「冷たい」、寒い天気は「寒い」です。

  • 今日は 暑いです。今日は暑いです。
  • お茶は 熱いです。お茶は熱いです。
06

学習後にできること

  1. い形容詞を現在肯定・現在否定・過去肯定・過去否定の順に変える。
  2. 「いい」の不規則形「よくない/よかった/よくなかった」を別に練習する。
  3. い形容詞と名詞の間に不要な「の」がないか判断する。
  4. 「とても・少し・あまり・全然」で程度の違いを表す。
  5. 「熱い/暑い」「冷たい/寒い」と六つの味の表現を区別する。
  6. オリジナルの温泉宿場面で、浴衣を選び、湯温を確認し、景色と感想を述べる。
07

文化と実際の使い方

初めての温泉:体を洗ってから入り、施設の規則を確認する

日本政府観光局の案内では、普通は脱衣所で衣服を脱ぎ、浴槽に入る前に洗い場で体をよく洗って石けんを流します。タオルと長い髪は湯に入れず、静かに過ごし、携帯電話は浴場の外に置きます。タトゥー、子供、貸切風呂などの規則は施設ごとに異なるため、事前に確認します。

  • お湯は 熱くないですか。お湯は熱すぎませんか。
  • この 浴衣は ちょうどいいです。この浴衣はちょうどいいです。
  • タトゥーが あります。入っても いいですか。タトゥーがあります。入浴できますか。

出典

次の一歩

重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。

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