N4 · 単元 10
第38課できること、できるようになること、習慣を保つ努力
現在の能力、能力・状態の変化、習慣を作るための継続的な努力を表せる。
この課で学ぶこと
現在の能力、能力・状態の変化、習慣を作るための継続的な努力を表せる。
学習ポイント
- 可能形
- 能力・習慣の変化
- 継続する努力
今この課を学ぶ理由
前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。
次の一歩
重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。
インタラクティブ課を開く基本文型
動詞可能形 ・ 動詞基本形 / ない形 + ように ・ 動詞可能形 / 基本形 / ない形 + ように なります ・ 動詞基本形 / ない形 + ように します初学者向け説明
可能形は能力を直接表し、対象はをからがに変わることがあります。〜ように、〜ようになります、〜ようにします/していますは、能力・状態・習慣の目標、変化、継続的な努力を分けます。一段動詞の標準形はらを残し、食べられますのように言います。
まず理解する重点文
- 私は 日本語が 少し 話せます。watashi wa Nihongo ga sukoshi hanasemasu
私は日本語が少し話せます。
- 忘れないように、予定を 書きました。wasurenai yō ni, yotei o kakimashita
忘れないように予定を書きました。
- 毎日 練習して、漢字が 読めるように なりました。mainichi renshū shite, kanji ga yomeru yō ni narimashita
毎日練習して、漢字が読めるようになりました。
- 夜は コーヒーを 飲まないように しています。yoru wa kōhī o nomanai yō ni shite imasu
夜はコーヒーを飲まないようにしています。
この課の基本語彙
- 話せますはなせます話すことができる
- 読めますよめます読むことができる
- 着られますきられます着ることができる
- できますできますできる・可能である
- 練習れんしゅう練習
- 習慣しゅうかん習慣
- 準備じゅんび準備
- いつでもいつでもいつでも
文法を一つずつ理解
可能形は能力・可能性を直接表す
V-eる/Vられる/できる/来られる五段動詞は語尾をエ段+るにし、一段動詞はるをられるに替えます。する→できる、来る→来られるです。可能動詞は一段動詞のように活用します。
例文
- この漢字が 読めます。この漢字が読めます。
- 明日 10時に 来られますか。明日10時に来られますか。
- ここで 予約できます。ここで予約できます。
可能文の対象はがで示すことが多い
N が V-可能初学者は日本語を話しますを日本語が話せますに替えて覚えます。実際には意図的な動作を強調してを+可能形も使われるため、まずがの基本形を学び、文脈で変化を認識します。
例文
- 英語が 話せます。英語が話せます。
- この店では 刺し身が 食べられます。この店では刺し身が食べられます。
ようには能力・状態・回避を目標にする
V-可能/V-ない + ように、B前には可能形、意志で直接制御しにくい変化、または否定形がよく来ます。ある状態を実現する、または結果を避ける目標を示し、前後の主語は異なってもかまいません。
例文
- よく 見えるように、大きく 書きました。見やすいように大きく書きました。
- 子供が 触らないように、薬を 上の棚に 置きます。子供が触らないように、薬を上の棚に置きます。
ようには結果状態、ためには意図目的
V-可能/V-ない + ように ↔ V-辞書 + ために能力の実現、自然な変化、避けたい結果にはようにを使います。同じ人が意志的な動作を実現するために手段を取る時はためにを使います。どちらも訳が「ため」になるからといって交換できません。
例文
- 日本語が 話せるように、毎日 練習します。日本語が話せるように、毎日練習します。
- 日本で 働くために、資格を 取りました。日本で働くために、資格を取りました。
ようになるは能力・状態・習慣の変化
V-辞書/V-ない + ように なる変化後の新しい状態に焦点があり、その場で決めたことではありません。可能形なら「できるようになった」、否定形なら「以前はしたが今はしなくなった」を表すことが多いです。
例文
- けがが 治って、歩けるように なりました。けがが治って、歩けるようになりました。
- 平仮名を 間違えないように なりました。平仮名を間違えないようになりました。
ようにするは意識的な努力・習慣
V-辞書/V-ない + ように する一度の方針・決定にはようにします、すでに続けている習慣にはようにしていますを使います。努力の方向を表すだけで、結果が必ず実現したとは限りません。
例文
- 毎日 30分 歩くように しています。毎日30分歩くようにしています。
- 寝る前に 食べないように します。寝る前に食べないようにします。
表現と使用場面
可能形は能力にも状況上の可能性にも使う
泳げるは泳ぐ能力にも、その場所・状況で泳げることにも使います。主語、場所、文脈を見ます。
- わたしは 500メートル 泳げます。私は500メートル泳げます。
- この海岸では 夏に 泳げます。この海岸では夏に泳げます。
見えるは自然、見られるは条件・機会
光・距離・視力で自然に見える時は見える、施設・時間・設備・許可で観覧可能なら見られるです。
- 窓から 山が 見えます。窓から山が見えます。
- この映画は 配信で 見られます。この映画は配信で見られます。
聞こえるは自然、聞けるは機会・手段
意図しなくても音が耳に入る時は聞こえる、設備・時間・資格などで聴取可能な時は聞けるです。
- 隣の 部屋から 音楽が 聞こえます。隣の部屋から音楽が聞こえます。
- この番組は アプリで 聞けます。この番組はアプリで聞けます。
見れる/来れるは会話のら抜き形
ら抜きは現実の言語変化ですが、初学者・試験・正式文ではまず見られる/食べられる/来られるを使い、会話の見れる/食べれる/来れるも認識します。
- 明日 来られますか。明日来られますか。
- 明日 来れますか。明日来れますか。
食べられるは可能形にも受身形にもなる
わたしは刺し身が食べられるは可能、魚が猫に食べられたは受身です。動詞の形だけでなく、だれが何をするか、格助詞、時制を見ます。
- 辛い物が 食べられます。辛い物が食べられます。
- ケーキが 弟に 食べられました。ケーキが弟に食べられました。
入り組んでいるは複雑に交差している
単に難しいのではなく、道、構造、説明などの各部分が複雑に交差し、一度で全体を把握しにくい状態です。
- この路地は 入り組んでいます。この路地は入り組んでいます。
- 説明が 入り組んでいて、半分しか 分かりませんでした。説明が入り組んでいて、半分しか分かりませんでした。
なんだかは理由を言い切れない感覚
なんだかは「なぜか」「どういうわけか」のように、理由を明確に言えない感覚を導きます。喜び、残念さ、違和感、不安などに使えます。
- なんだか うれしいです。なんだかうれしいです。
- エンジンが なんだか おかしいです。エンジンがなんだかおかしいです。
ようにしてくださいは行動習慣への依頼
規則、継続的な注意、習慣への依頼に向きます。一回だけの具体的な動作なら、てください/ないでくださいのほうが明確です。
- 毎日 メールを 確認するように してください。毎日メールを確認するようにしてください。
- 番号を 間違えないように してください。番号を間違えないようにしてください。
英字新聞は普通、英語の新聞
この固定語の英字は英語を指します。他の言語なら、フランス語の新聞のように言語名を直接示します。
- 毎日 英字新聞を 読むように しています。毎日英字新聞を読むようにしています。
学習後にできること
- 代表的な16動詞を可能形にし、肯定・否定・過去へ変える。
- 通常の動作文を可能文にし、対象にがとをのどちらが自然か判断する。
- 目標が能力、結果回避、意志的目的のどれかで、ように/ためにを選ぶ。
- 変化はようになる、努力・習慣はようにするで表す。
- 見える/見られる、聞こえる/聞ける、完全形/ら抜き形を聞き分ける。
- オリジナル街歩き課題で専門・文化語彙を読み、生活空間を尊重し、地名の公式読みに当たる。
文化と実際の使い方
胡同と東京の地名:都市の歴史は今の生活につながる
北京の現行保護条例は清代以前に形成された伝統胡同、歴史街区、伝統地名を保護対象とし、歴史的景観、社会生活の継続、現代生活との融合を重視します。胡同は見学場所であると同時に居住空間でもあるため、人、住宅の中庭、店内を撮る前に同意を得て、現地表示に従います。東京の地名も一つの規則では説明できません。千代田区は町名由来板と公式の読みを公開し、鍛冶町はかじちょうです。新宿区によれば歌舞伎町は戦後の歌舞伎劇場誘致計画に由来し、劇場は実現しなくても名称が残りました。町をまち/ちょうのどちらで読むか、職業・地形・施設・都市計画のどれに由来するかは、自治体または郵便住所資料で個別に確認します。
- ここは 生活している 人が いるので、写真を 撮る前に 確認します。ここには生活している人がいるので、写真を撮る前に確認します。
- 町名の 読み方は、住所の 公式情報で 確認します。町名の読みは公式の住所情報で確認します。
- 歴史を 残しながら、生活も 続けられるようにします。歴史を残しながら、生活も続けられるようにします。