N4 · 単元 8
第30課自分の意向を伝える
今の決定、現在の意向、以前から続く予定を区別し、理由を添えて伝えられる。
この課で学ぶこと
今の決定、現在の意向、以前から続く予定を区別し、理由を添えて伝えられる。
学習ポイント
- 意志形
- 共同の提案
- 個人の意向
今この課を学ぶ理由
前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。
次の一歩
重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。
インタラクティブ課を開く基本文型
動詞意志形 ・ 動詞意志形 + と 思います / と 思っています ・ 普通形 + ので ・ な形容詞 / 名詞 + なので初学者向け説明
まず意向がどの段階かを見ます。意志形だけなら『今しよう/一緒にしよう』、意志形+と思いますなら話している時の意向、意志形+と思っていますなら以前から続く計画です。どれも予約済みとは限りません。のでで原因を背景として示し、からで判断・誘い・指示へより直接つなぎます。名詞とナ形容詞はなのでです。Nでいっぱいは空間を満たすものを示します。
まず理解する重点文
- いっしょに 新しい 店へ 行こう。issho ni atarashii mise e ikō
一緒に新しい店へ行こう。
- もう 遅いので、そろそろ 帰ろうと 思います。mō osoi node, sorosoro kaerō to omoimasu
もう遅いので、そろそろ帰ろうと思います。
- 来年 日本語の 試験を 受けようと 思っています。rainen Nihongo no shiken o ukeyō to omotte imasu
来年、日本語の試験を受けようと思っています。
- 荷物が 重いので、宅配便で 送ります。nimotsu ga omoi node, takuhai-bin de okurimasu
荷物が重いので、宅配便で送ります。
この課の基本語彙
- 考えますかんがえます考える
- 続けますつづけます続ける
- 迎えますむかえます迎える
- 送りますおくります送る
- 出発しゅっぱつ出発
- 空港くうこう空港
- 予定よてい予定
- そろそろそろそろそろそろ
文法を一つずつ理解
意志形は『しよう/一緒にしよう』を表す
一类お段+う/二类よう/来よう/しようグループ1は語尾のウ段をオ段+うに変えます(書く→書こう)。グループ2はるを取ってよう、来るは来よう、するはしようです。ましょうの普通体に当たりますが、誘いか自分の決定かは文脈で決まります。
例文
- もう 11時だから 寝よう。もう11時だから寝よう。
- 仕事の 後で 飲みに 行こう。仕事の後で飲みに行こう。
- 荷物を 持とうか。荷物を持とうか。
意志形+と思いますは現在の意向を述べる
V意志形 + と 思います意志形だけの場合よりも文として明確で柔らかく、『私はこうするつもりです』と説明します。ただし手配済みとは限りません。願望、意向、予約済みを分けます。
例文
- 今日は 早く 帰ろうと 思います。今日は早く帰ろうと思います。
- 病院へ 行こうと 思います。病院へ行こうと思います。
- この 靴を 買おうと 思います。この靴を買おうと思います。
意志形+と思っていますは以前から続く計画
V意志形 + と 思っていますていますは考えが以前にでき、今も続くことを示します。法律上の約束や最終決定と同じではありません。他人の意向は根拠がある時だけ述べます。
例文
- 連休に 旅行しようと 思っています。連休に旅行しようと思っています。
- 来年 転職しようと 思っています。来年転職しようと思っています。
- 家族は 引っ越そうと 思っています。家族は引っ越そうと思っています。
普通形+のでで原因を背景として示す
普通形 + ので/N・Aな + なのでのでは原因を背景にし、説明・依頼・謝罪に合います。会話ではんでにもなります。常にからより丁寧という規則ではなく、全体の表現と関係で決まります。
例文
- 荷物が 重いので、宅配便で 送ります。荷物が重いので、宅配便で送ります。
- ここは 静かなので、気に入っています。ここは静かなので、気に入っています。
- 電車が 遅れたんで、遅刻しました。電車が遅れたんで、遅刻しました。
のでとからは理由の見せ方が違う
理由ので/理由から命令、強い提案、その場の誘いを後ろに置く時はからが自然なことが多いです。ただし絶対的な禁止ではありません。正式文ではため等も選びます。
例文
- 時間が ないから、急ごう。時間がないから、急ごう。
- 雨なので、予定を 変更します。雨なので、予定を変更します。
- 体調が 悪いので、休ませてください。体調が悪いので、休ませてください。
Nでいっぱいは空間が何で満ちているかを示す
場所/容器 は Nで いっぱいです「Nでいっぱい」の「で」は、何が空間を占めているかを示します。人、物、感情にも使えますが、安全の話では混雑を単なる賑わいとして美化しません。
例文
- 公園は 人で いっぱいです。公園は人でいっぱいです。
- 待合室は 患者で いっぱいです。待合室は患者でいっぱいです。
- 灰皿は 吸い殻で いっぱいです。灰皿は吸い殻でいっぱいです。
表現と使用場面
意志形・ようと思う・ようと思っているは決定段階が違う
その場の共同行動は意志形、話している時の個人意向はようと思う、以前から続く計画はようと思っているです。どれも予約済みとは限りません。
- 出発しよう。出発しよう。
- 来月 休もうと 思います。来月休もうと思います。
- 春に 旅行しようと 思っています。春に旅行しようと思っています。
そろそろは適切な時が近いことを示す
そろそろ失礼しますは訪問先を離れる時、そろそろ出発しようかは共同行動の合図です。正確な時刻ではありません。
- そろそろ 帰ろうと 思います。そろそろ帰ろうと思います。
それじゃはそれではのくだけた形
前の話から返答・決定・話の終わりを導きます。改まった場面ではそれではがより安定します。
- それじゃ、また 明日。それじゃ、また明日。
まあは不完全だが受け入れる、または気持ちを和らげる
イントネーションで迷い、譲歩、なだめを表します。安全、品質、権利の未解決点をまあで隠してはいけません。
- 時間が ないから、まあ、これで いいでしょう。時間がないから、まあ、これでいいでしょう。
文末な/なあは独り言の感嘆にもなる
イントネーションと関係で印象が変わります。人に向けると強い確認や役柄らしい話し方になることがあるため、初学者は先に認識します。
- 今日は 寒いな。今日は寒いな。
- 困ったなあ。困ったなあ。
楽しみは期待、楽しみにしていますは続く期待
楽しみは楽しみにしている対象や楽しみの源にもなります。今楽しいという形容詞の楽しいとは区別します。
- 旅行が 楽しみです。旅行が楽しみです。
- 楽しみに していてください。楽しみにしていてください。
行楽地は余暇の目的地で、施設・収容は場所ごとに違う
人気の季節は混雑するため、開園、交通、バリアフリー対応、天気、臨時制限を事前に確認します。
- 行楽地の 混雑を 調べます。行楽地の混雑を調べます。
花見の時期・場所・規則は年と場所で変わる
花期はその年の予想を見ます。公園ごとに無人の場所取り、火器、テント、音響機器、ごみ等の規則が違います。古い人数や新人の場所取りを普遍的な慣例にはしません。
- 今年の 開花予想を 確認します。今年の開花予想を確認します。
- 公園の ルールを 守ります。公園のルールを守ります。
学習後にできること
- 14の動詞を辞書形から意志形へ変える。
- その場の意志・現在の意向・続く計画・願望・予約済みを分ける。
- 動詞・形容詞・名詞の理由をのでとからでつなぐ。
- 命令・誘い・謝罪でのでかからかを選ぶ。
- そろそろ・楽しみ・なあ・でいっぱいで外出会話を作る。
- オリジナルの花見計画で花期・交通・混雑・公園規則を確認し、場所取りを前提にしない。
文化と実際の使い方
花見は毎年計画し直す:花期と公園の規則・混雑を見る
桜の開花時期は地域、品種、年、天気で変わるため、その年の予想と管理者のお知らせを見ます。古い来園者数や『新人が先に場所を取る』という話を普遍的な慣例にはしません。環境省と都立公園の現行ルールでは、場所により無人の場所取り、火器、テント、音響機器、ごみ放置等が禁止されます。混雑時は最終交通、バリアフリー、天気も確認します。本課は桜前線、花見、場所取り、行楽地、人でいっぱい等の言葉を学びますが、固定の開花日を発表せず、場所取りを勧めません。
- 今年の 開花予想を 確認します。今年の開花予想を確認します。
- 無人で 場所を 取らないでください。無人で場所を取らないでください。
- 混雑しているので、別の 時間に 行こうと 思います。混雑しているので、別の時間に行こうと思います。