N4 · 単元 8
第31課規則的な結果と時々起こることを説明する
条件の後に自然に起こる結果と、時々起こることを区別して説明できる。
この課で学ぶこと
条件の後に自然に起こる結果と、時々起こることを区別して説明できる。
学習ポイント
- 自然に続く条件
- 時々起こること
- 形容詞で動作を説明する
今この課を学ぶ理由
前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。
次の一歩
重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。
インタラクティブ課を開く基本文型
動詞基本形 / ない形 + と ・ 動詞基本形 / ない形 + ことが あります ・ い形容詞く / な形容詞に + 動詞 ・ 普通形 + でしょうか初学者向け説明
「〜と」は、条件が成立すると自然・規則的・反復的に起こる結果、または行動後に見つけた状況を示します。後件には普通、話し手の命令・願望・誘いを置きません。「〜ことがあります」は時々起こることです。イ形容詞は「い」を「く」に、ナ形容詞は「に」を付けて動詞を修飾します。「でしょうか」は質問をやわらげます。
まず理解する重点文
- カードを 入れると、ドアが 開きます。kādo o ireru to, doa ga akimasu
カードを入れると、ドアが開きます。
- 春に なると、桜が 咲きます。haru ni naru to, sakura ga sakimasu
春になると、桜が咲きます。
- 忙しい日は、朝ご飯を 食べないことが あります。isogashii hi wa, asagohan o tabenai koto ga arimasu
忙しい日は、朝ご飯を食べないことがあります。
- 名前を 大きく 書いて ください。namae o ōkiku kaite kudasai
名前を大きく書いてください。
この課の基本語彙
- 押しますおします押す・押して動かす
- 開きますあきます開く
- 咲きますさきます花が開く
- まとめますまとめます整理して要点をまとめる
- 受付うけつけ受付・案内窓口
- 市役所しやくしょ市の行政手続きを行う役所
- 廊下ろうか部屋をつなぐ通路
- たまにたまに時々
文法を一つずつ理解
動詞の基本形/ない形+とで自然な結果を表す
Vる/Vない + と、結果性質、一般的な事実、機械の反応、繰り返す習慣に使います。前件がきっかけで、後件には普通、話し手の命令・誘い・願望・依頼を置きません。
例文
- この ボタンを 押すと、電源が 入ります。このボタンを押すと、電源が入ります。
- 食べないと、生きることが できません。食べないと、生きることができません。
- その 店へ 行くと、いつも お茶を 飲みます。その店へ行くと、いつもお茶を飲みます。
移動+とで到着後の発見を表す
道を 行くと、場所/景色が あります道順や物語で、ある所まで進んだ後に見えた場所・景色・状況を述べます。目的を表す文ではありません。
例文
- この 道を まっすぐ 行くと、交差点が あります。この道をまっすぐ行くと、交差点があります。
- カーテンを 開けると、山が 見えました。カーテンを開けると、山が見えました。
- 角を 曲がると、図書館が あります。角を曲がると、図書館があります。
Vる/Vない+ことがありますで時々起こることを表す
Vる/Vない + ことが ありますたまに、時々、一年に一、二回などと使います。繰り返し起こり得ることを述べ、第21課の「Vたことがあります」という経験とは区別します。
例文
- この パソコンは たまに フリーズすることが あります。このパソコンはたまにフリーズすることがあります。
- 朝ご飯を 食べないことが あります。朝ご飯を食べないことがあります。
- 一年に 一、二回 風邪を 引くことが あります。一年に一、二回風邪を引くことがあります。
イ形容詞のいをくに変えて動詞を修飾する
Aい → Aく + Vく形は動作の方法・程度・結果を説明します。いつも機械的に副詞へ訳すのではなく、後ろの動詞との関係を見ます。
例文
- 早く 帰りましょう。早く帰りましょう。
- 字を 大きく 書いてください。字を大きく書いてください。
- 髪を 短く 切りました。髪を短く切りました。
ナ形容詞ににを付けて動詞を修飾する
Aな → Aに + V上手に、静かに、丁寧になどが動作の仕方を示します。なは名詞を、には動詞を修飾します。「上手な説明をしました」は言えますが、「上手な説明しました」とは言いません。
例文
- 上手に レポートを まとめました。上手にレポートをまとめました。
- 静かに ドアを 閉めてください。静かにドアを閉めてください。
- 丁寧に 説明しました。丁寧に説明しました。
普通形+でしょうかでやわらかく尋ねる
普通形 + でしょうか動詞とイ形容詞は普通形、名詞とナ形容詞の現在肯定はだを付けません。直接的なますかよりやわらかいことがありますが、丁寧さは呼び方・内容・イントネーションにもよります。
例文
- 担当者は どちらでしょうか。担当者はどちらでしょうか。
- 会議は もう 終わったでしょうか。会議はもう終わったでしょうか。
表現と使用場面
きちんとは正確・整然・要求どおりを表す
対象により、きちんと食べるは規則正しく食べる、きちんと片づけるは整える、きちんと説明するは明確に説明するという意味になります。
- 契約を きちんと 読みます。契約をきちんと読みます。
驚きでは確認したい語を先に出すことがある
「卓球ですか?公園で?」のような順序は会話の焦点を表します。正式な質問の型ではないため、改まった説明では文を完全な順序に戻します。
- 出張ですか?明日から?出張ですか?明日から?
NでできたNは材料を表す
完成品の材料に焦点を当てます。材料が大きく変化した時には「からできた」も使われますが、実際の言い方を語ごとに確認します。
- 木で できた おもちゃ木でできたおもちゃ
- プラスチックで できた 箱プラスチックでできた箱
ほどとぐらいは概数だが使える位置が違う
300メートルほど/ぐらいはどちらも使えますが、三十歳ぐらいから、二つ目ぐらい、これぐらいでは普通ほどを使いません。
- 300メートルほど 行きます。300メートルほど行きます。
- 二つ目ぐらいの 角です。二つ目ぐらいの角です。
ただしは基本規則に制限・例外を加える
しかしは反対内容へ転じます。 ただしは前の基本規則を保ったまま、適用範囲を狭めます。
- だれでも 利用できます。ただし、有料です。だれでも利用できます。ただし、有料です。
性格は傾向、感情は今の状態を表す
明るい・誠実・頑固などは評価を含むため、他人を固定的に決めつけません。いらいら・どきどき・がっかりなどは、だれの感情かを明確にします。
- 発表の 前に どきどきしました。発表の前にどきどきしました。
スポーツ施設と会員プランは場所ごとに違う
プール、器具、教室、宿泊、料金、営業時間、利用回数、家族特典は施設とプランごとに確認します。「だれでも使える」「月会費で回数無制限」は共通規則ではありません。
- 利用条件と 料金を 確認します。利用条件と料金を確認します。
運動の強度・頻度は健康状態に合わせて段階的に調整する
厚生労働省のガイドは、病気・症状・目標・普段の活動量を考え、必要に応じて健康確認や専門家の助言を得るよう示しています。この課は個人の運動処方を作りません。
- 体調を 確認して、無理なく 始めます。体調を確認して、無理なく始めます。
学習後にできること
- 機械の反応・規則・習慣・道順・発見を「と」で表す。
- 後件に命令・誘い・意志がある不自然な「と」の文を直す。
- 時々のVることがあると経験のVたことがあるを区別する。
- イ形容詞とナ形容詞を動詞を修飾する形に変える。
- ほど・ぐらい・ただし・しかしを使い分ける。
- オリジナルの施設相談で、時間・料金・プラン・健康条件・道順を確認する。
文化と実際の使い方
運動施設と健康計画:体調を先に、会員条件を次に確認する
スポーツセンター、スポーツクラブ、フィットネスクラブは、設備・料金・時間・利用回数・家族特典・教室・宿泊が同じではありません。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、病気や症状、目標、これまでの活動量に応じて強度と種類を選び、必要なら健康確認や専門家の助言を得て、段階的に増やすよう示しています。本課は「だれでも使える」「月会費なら回数無制限」などを共通規則にせず、会員・会費・特典・以降・利用・ただしを学びながら、施設の条件と自分の状態を確認します。
- 利用条件を きちんと 確認します。利用条件をきちんと確認します。
- 体調が 悪いと、運動を 中止します。体調が悪いと、運動を中止します。
- 無理の ない 強度から 始めます。無理のない強度から始めます。