Nihongo Hub

N5 · 単元 4

第15課

今している・してもよい・してはいけない

今進行中の動作を述べ、許可を求めたり与えたりし、禁止行為を明確に言える。

01

この課で学ぶこと

今進行中の動作を述べ、許可を求めたり与えたりし、禁止行為を明確に言える。

学習ポイント

  • 進行中の動作
  • 許可
  • 禁止と付着点
02

今この課を学ぶ理由

前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。

01

基本文型

動詞ています ・ 動詞ても いいです ・ 動詞ては いけません ・ 場所に 乗ります / 入ります

初学者向け説明

「〜ています」は今進行している動作を表せます。「〜てもいいです」で許可を求めたり与えたりし、「〜てはいけません」で禁止を示します。乗り物・部屋・席など、最終的に人や物が付く場所は「に」で示します。

02

まず理解する重点文

  • 今 電話で 話しています。ima denwa de hanashite imasu

    今、電話で話しています。

  • ここで 写真を 撮っても いいですか。koko de shashin o totte mo ii desu ka

    ここで写真を撮ってもいいですか。

  • はい、撮っても いいです。hai, totte mo ii desu

    はい、撮ってもいいです。

  • ここに 車を 止めては いけません。koko ni kuruma o tomete wa ikemasen

    ここに車を止めてはいけません。

03

この課の基本語彙

  • 話しますはなします話す
  • 待ちますまちます待つ
  • 使いますつかいます使う
  • 座りますすわります座る
  • 入りますはいります入る
  • 乗りますのります乗る
  • 止めますとめます止める・駐車する
  • 写真しゃしん写真
04

文法を一つずつ理解

Vていますは今進行中の動作

Vて います

動作をて形にして「います」を付けます。「今」を加えると現在この瞬間だと明確になります。同じ形は後で結果状態や習慣も表しますが、本課はまず進行中を学びます。

例文

  • 今 新聞を 読んでいます。今、新聞を読んでいます。
  • 市役所の 前を 歩いています。市役所の前を歩いています。
  • 会議室で 打ち合わせを しています。会議室で打ち合わせをしています。

Vてもいいですかで許可を求める

Vて も いいですか

自分がしてよいか尋ねます。個人の許可なら「どうぞ/かまいません」、規則に基づくなら「いいですよ」などで答えます。「大丈夫です」は文脈によって曖昧なので、初学者は可否を明示します。

例文

  • ここで 写真を 撮っても いいですか。ここで写真を撮ってもいいですか。
  • ええ、撮っても いいですよ。ええ、撮ってもいいですよ。
  • すみません、それは ちょっと……。すみません、それはちょっと……。

Vてはいけませんは規則や明確な禁止

Vて は いけません

法律・規則・施設ルール、または話し手に禁止権限がある時に使います。上司や知らない人へ直接言うと強く聞こえることがあり、「ないでください」や規則説明を選ぶ場合があります。

例文

  • ここで タバコを 吸っては いけません。ここでたばこを吸ってはいけません。
  • この 部屋に 入っては いけません。この部屋に入ってはいけません。

乗る・座る・入れるなどの付着点はに

attachment point に V

人や物が最終的に付着・停止する場所を「に」で示します。「電車に乗る、いすに座る、かばんに書類を入れる」です。ここでは対象の「を」に替えません。

例文

  • ボートに 乗りました。ボートに乗りました。
  • この いすに 座ってください。このいすに座ってください。
  • かばんに 書類を 入れます。かばんに書類を入れます。

移動動詞の目的地はにまたはへ

destination に/へ 行きます・来ます・帰ります

「に」は到着点、「へ」は方向を強調し、行く・来る・帰るなどではよく交換できます。存在・時刻・対象・目的・付着点のにを全部へに替えることはできません。

例文

  • 病院に 行きます。病院に行きます。
  • 家へ 帰りました。家へ帰りました。
05

表現と使用場面

許可の答えは個人判断と公共規則を区別

私物の貸し借りは持ち主が「どうぞ」と答えられます。公共の許可は標識や職員案内に従います。断る時は理由を添えると明確です。

  • この 新聞を 借りても いいですか。— すみません、今 使っています。この新聞を借りてもいいですか。— すみません、今使っています。

乗り物+乗るはに

「電車に乗る・自転車に乗る・ボートに乗る」です。活動場所は別に「公園で」とし、「公園でボートに乗る」のようにでとにを併用できます。

  • 公園で ボートに 乗りました。公園でボートに乗りました。

もちろんですは明確な許可を承ける

許可内容が明らかな時は「当然です」の意味です。条件・例外・安全情報が必要なら完全な答えを省略しません。

  • 今日 休んでも いいですか。— もちろんです。今日休んでもいいですか。— もちろんです。

無理をするは限界を超える

「無理をしてはいけません」は無理をしないよう勧めます。実際の健康問題は専門家の助言に従い、例文を診療の代わりにしません。

  • あまり 無理を しては いけませんよ。あまり無理をしてはいけませんよ。

ゆっくりはゆっくり動く・くつろぐ

「ゆっくり話す」はゆっくり速度で話す、「ゆっくり休む」は十分にくつろいで休む意味です。動詞で判断します。

  • 家で ゆっくり 休みます。家でゆっくり休みます。

医療者の薬を出すは処方する

医療文脈では売薬でなく処方です。医療機関が処方箋を出し、薬局で受け取る流れもありますが、施設と制度で異なります。

  • 薬を 出します。薬局で 受け取ってください。薬を出します。薬局で受け取ってください。

お大事には病気・けがの人へ

「どうぞお大事にしてください」の省略です。病院・薬局・病人への別れに使い、健康な人への普通のさようならには使いません。

  • お大事に。— ありがとうございます。お大事に。— ありがとうございます。

正式電話は挨拶・名乗り・確認・取次ぎ

基本順序は「もしもし→名乗る→相手先を確認→人をお願いする」です。会社電話はより正式な定型を使い、家庭電話の表現をそのまま流用しません。

  • もしもし、ミナと 申します。田中さんを お願いします。もしもし、ミナと申します。田中さんをお願いします。
06

学習後にできること

  1. よく使う動作をていますにし、進行中とまだしていないを区別する。
  2. 借用・撮影・着席・機器使用をてもいいですかで尋ねる。
  3. 個人権限か公共規則かでどうぞ・ちょっと・いいです・いけませんを選ぶ。
  4. 公共標識をてはいけませんの文にする。
  5. 乗る・座る・入れるの付着点にと目的地に/へを区別する。
  6. 名乗り・状況説明・許可・伝言・結びを含む欠勤電話を完成する。
07

文化と実際の使い方

病院・診療所とよく見る医療機関名

日本の医療法では、病院は20人以上を入院させる施設を持ち、診療所は入院施設がないか19人以下です。機能区分には特定機能病院、地域医療支援病院、臨床研究中核病院などがあります。旧「総合病院」制度は1998年4月に廃止されたため、100床以上などの旧基準は現行の法定定義ではありません。名称・紹介状・受診手順は地域の公式情報を確認してください。これらの語は施設種類の理解用で、診断や治療の助言ではありません。

  • 病院と 診療所は どう 違いますか。病院と診療所はどう違いますか。
  • 予約が 必要ですか。予約が必要ですか。
  • お大事に。お大事に。

出典

次の一歩

重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。

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