Nihongo Hub

N4 · 単元 9

第34課

事前に準備し、試して、目的を述べる

後の行動に備えて何をしたか、方法を試したこと、何のために行動するかを説明できる。

01

この課で学ぶこと

後の行動に備えて何をしたか、方法を試したこと、何のために行動するかを説明できる。

学習ポイント

  • 意図して残した状態
  • 事前の準備
  • 試すことと目的
02

今この課を学ぶ理由

前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。

01

基本文型

他動詞て + あります ・ 動詞て + おきます ・ 動詞て + みます ・ 動詞基本形 + ために / Nの + ために

初学者向け説明

他動詞のて形+ありますは、だれかが意図して行った動作の結果が今も残る状態に注目し、対象はがで示します。〜ておきますは後のために前もって行うこと、または結果をそのままにすることを表します。〜てみますは実際に試すことです。〜ためには明確な目的を表し、前後の行動者は通常同じです。

02

まず理解する重点文

  • 机の 上に 資料が 並べて あります。tsukue no ue ni shiryō ga narabete arimasu

    机の上に資料が並べてあります。

  • 旅行の 前に、ホテルを 予約して おきます。ryokō no mae ni, hoteru o yoyaku shite okimasu

    旅行の前にホテルを予約しておきます。

  • この 料理を 食べて みて ください。kono ryōri o tabete mite kudasai

    この料理を食べてみてください。

  • 日本で 働くために、日本語を 勉強して います。Nihon de hataraku tame ni, Nihongo o benkyō shite imasu

    日本で働くために、日本語を勉強しています。

03

この課の基本語彙

  • 並べますならべます並べる・順に置く
  • 予約しますよやくします予約する
  • 準備しますじゅんびします準備する
  • 貯めますためますためる・貯蓄する
  • 資料しりょう資料・文書
  • 会議かいぎ会議
  • 目的もくてき目的
  • パスポートパスポート旅券
04

文法を一つずつ理解

他動詞てありますは意図して作った状態を表す

Nが/は + 他動詞て + あります

準備された物と現在の状態に焦点を置き、行為者は普通省略します。第33課の自動詞ていると違い、意図した準備を含みます。

例文

  • 壁に カレンダーが 掛けてあります。壁にカレンダーが掛けてあります。
  • パスポートは バッグに 入れてあります。パスポートはバッグに入れてあります。

ておきますは後のための事前準備

Vて + おきます

準備は物を配置するだけでなく、調べる、休む、連絡する、買うことも含み、後の目的は文脈から分かる場合があります。

例文

  • お客さんが 来る前に、部屋を 掃除しておきます。お客さんが来る前に、部屋を掃除しておきます。
  • 訪問する前に、一度 電話しておきます。訪問する前に、一度電話しておきます。

ておかなくてもいいと、そのままにしておく

Vておく/Vておかない

準備しない形はてないでおきますではありません。会話ではておく→とく、でおく→どくと縮まりますが、まず完全な形を覚えます。

例文

  • 帰りの 切符は 買っておかなくても いいです。帰りの切符は買っておかなくてもいいです。
  • 窓は そのままに しておいてください。窓はそのままにしておいてください。

てみますは結果を見るために実際に試す

Vて + みます

この補助動詞のみるは普通平仮名で書き、目で見るのではなく試す意味です。相手への勧めはてみてくださいです。

例文

  • 中国語で 手紙を 書いてみました。中国語で手紙を書いてみました。
  • この 料理を 食べてみてください。この料理を食べてみてください。

基本形+ためにで可控な目的を示す

Vる + ために、V

前後の主語は原則同じで、目的動詞は普通意志動詞です。直接制御できない能力変化や自然結果には、よくようにを使います。

例文

  • 日本へ 留学するために、お金を ためています。日本へ留学するために、お金をためています。
  • 論文を 書くために、資料を 読みます。論文を書くために、資料を読みます。

名詞+の+ためにで目的や受益者を示す

N + の + ために

目的にも受益者にも使えます。「健康のために」と言っても、具体的な行動が全員に医学的に適するとは限りません。

例文

  • 健康のために、毎日 歩いています。健康のために、毎日歩いています。
  • 家族のために、働いています。家族のために、働いています。
05

表現と使用場面

とっておきのは特別な時のために残したもの

特別な機会のための宝物、秘密の手段、特別な推薦を表し、必ずしも一番高い物ではありません。

  • とっておきの 店を 予約しました。特別に取っておいた店を予約しました。

うわあは直接の驚きや感嘆

称賛にも、驚きや嫌悪にもなり、後続の言葉、声調、表情で意味が決まります。

  • うわあ、きれいに 焼いてありますね。わあ、きれいに焼いてありますね。

しっかりは牢固・着実・十分・真剣

しっかり食べるは十分に食べる、しっかり貯金するは着実に貯める、しっかり考えるは真剣に考えることです。

  • 条件を しっかり 確認します。条件をよく確認します。

ハードスケジュールは負担の大きい密な日程

日本語の外来表現で、英語ではpacked scheduleやdemanding scheduleが一般的です。密度を述べるだけで、安全性や妥当性を保証しません。

  • 明日は ハードスケジュールです。明日は予定が詰まっています。

あちこちは各所や体の複数部位

完全な形はあちらこちら、くだけた形はあっちこっちです。語順は「あちら—こちら」で固定されています。

  • 休みに あちこち 旅行しました。休みに各地を旅行しました。

もったいないは十分に活かされない惜しさ

食べ物・時間・物・能力が十分に活かされない惜しさです。他人の選択に使う時は、その人の価値判断を代わりに決めません。

  • 食べられる 料理を すぐ 捨てるのは もったいないです。まだ食べられる料理をすぐ捨てるのは惜しいです。

食習慣を中日全員の規則にしない

食べきることは食品ロスを減らせますが、礼儀のために無理をする必要はありません。大皿から分ける時は取り分け用の器具を使います。

  • 食べきれない時は、早めに 店の 人に 伝えます。食べきれない時は早めに店の人に伝えます。

持ち帰りは店の同意・料理・安全を確認

農林水産省はまず食べきり、残る場合は店と相談するよう案内します。厚生労働省は料理・容器・温度・時間を確認し、店の説明に従って早めに食べるよう求めます。

  • 持ち帰りできるか、店の 人に 確認します。持ち帰りできるか店の人に確認します。

中国由来・影響の料理は日本で多様に発展

農林水産省資料はラーメンを中国の麺料理にルーツを持ち、日本各地で多様化した料理と説明します。餃子や炒飯にも家庭・店ごとの多様な形があります。

  • ラーメンは 中国の 麺料理に ルーツが あります。ラーメンは中国の麺料理にルーツがあります。
06

学習後にできること

  1. てありますと自動詞ていますを使い、意図した準備と結果状態をそれぞれ表す。
  2. 連絡・調査・購入・休息・片付けを、ておくの準備文にする。
  3. ておかなくてもいい、そのままにしておく、てあるを区別する。
  4. 自分の試行、相手への勧め、試す前のかどうかをてみるで表す。
  5. 目標が意志で制御できるか、能力の変化かにより、ためにとようにを選ぶ。
  6. オリジナル会食課題で、注文量、取り分け用具、持ち帰り相談、安全な扱いを確認する。
07

文化と実際の使い方

「全部食べる」から、適量を注文して安全にロスを減らすへ

食事作法を「中国人は残し、日本人は必ず食べきる」と一般化しません。現在の公式案内は必要な量を注文し、できるだけ食べきって食品ロスを減らし、残った時は店と相談して持ち帰りを検討する考え方です。持ち帰りは当然ではなく、料理、容器、温度、移動時間、店の説明を確認して早めに食べます。共用の料理は取り分け用の器具を使い、実際の習慣は地域・家庭・店・個人で異なります。中国にルーツや影響を持つ餃子、ラーメン、炒飯は日本で多様な形に発展しており、単純な一つの食べ方にまとめません。

  • 食べきれる 量を 注文します。食べきれる量を注文します。
  • 取り分ける はしを 使います。取り分け用の箸を使います。
  • 持ち帰りの 方法を 店の 人に 確認します。持ち帰りの方法を店の人に確認します。

出典

次の一歩

重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。

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