Nihongo Hub

N5 · 単元 3

第11課

好き、できる、分かる

好き・得意・理解・所有の対象を正しい助詞で示し、頻度を表せる。

01

この課で学ぶこと

好き・得意・理解・所有の対象を正しい助詞で示し、頻度を表せる。

学習ポイント

  • 好き・得意
  • 理解・所有
  • 頻度
02

今この課を学ぶ理由

前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。

01

基本文型

N が 好きです / 上手です / 分かります / あります ・ よく / 時々 / あまり / 全然

初学者向け説明

好き・得意・理解・所有を表す語の前では、その対象を「が」で示すことが多いです。頻度は「よく」「時々」で表し、「あまり」「全然」は普通、否定形と一緒に使います。

02

まず理解する重点文

  • 私は 音楽が 好きです。watashi wa ongaku ga suki desu

    私は音楽が好きです。

  • 妹は 料理が 上手です。imōto wa ryōri ga jōzu desu

    妹は料理が上手です。

  • 日本語が 少し 分かります。Nihongo ga sukoshi wakarimasu

    日本語が少し分かります。

  • 今日は 時間が ありません。kyō wa jikan ga arimasen

    今日は時間がありません。

03

この課の基本語彙

  • 好きすき好き
  • 上手じょうず上手・得意
  • 分かりますわかります分かる
  • ありますありますある・持っている
  • 音楽おんがく音楽
  • 料理りょうり料理・調理
  • 映画えいが映画
  • 時間じかん時間
04

文法を一つずつ理解

好き・嫌い・怖い対象には「が」

person は object が 好き/嫌い/怖いです

感情を持つ人は「は」、感情の対象は「が」で示します。中国語や英語から逐語訳して対象を「を」にしません。何が好きかは「何が好きですか」と尋ねます。

例文

  • わたしは 音楽が 好きです。私は音楽が好きです。
  • 弟は 犬が 怖いです。弟は犬が怖いです。

分かる・できる・上手の内容にも「が」

person は content が 分かります/できます/上手です

「分かります」は理解、「できます」は会得・実行可能を表します。「上手・下手・苦手」は技能を評価します。内容は「が」で示し、すべての「会」を一つの語に置き換えません。

例文

  • 英語が 少し 分かります。英語が少し分かります。
  • 料理が できます。料理ができます。
  • ピアノが 上手です。ピアノが上手です。

「や」は一部の例を挙げ、よく「など」と組む

N や N など

「と」は文脈上の全項目を並べる傾向があります。「や」はいくつかの例だけを挙げ、末尾の「など」で他にもあると示せます。完全かどうかは話者が決める範囲によります。

例文

  • 音楽は ロックや ポップスなどが 好きです。音楽はロックやポップスなどが好きです。
  • 店で 野菜や 果物などを 買いました。店で野菜や果物などを買いました。

理由を示す節の末尾に「から」

reason から、result

「から」は理由を示す節の末尾に置きます。普通は理由を先に、結果を後に言いますが、結果の後から理由を補うこともできます。丁寧さは「好きですから」のように節末で決まります。

例文

  • 寒いですから、窓を 閉めます。寒いですから、窓を閉めます。
  • 毎日 飲みます。好きですから。毎日飲みます。好きですから。

「だから/ですから」は結果文の前に独立して置く

reason sentence。だから/ですから、result sentence

「だから」は前文の理由を受けて結果を導き、丁寧形は「ですから」です。助詞「から」は理由節の後ろに付きますが、「だから/ですから」は文を独立してつなぎます。

例文

  • 明日は 休みです。ですから、出かけます。明日は休みです。ですから、出かけます。
  • 野菜が 苦手です。だから、あまり 食べません。野菜が苦手です。だから、あまり食べません。

頻度副詞は「いつも」から「全然〜ない」までの段階

いつも/よく/時々/たまに/あまり〜ません/全然〜ません

「いつも」が最も頻度が高く、おおよそ「よく・時々・たまに」と続きます。初級では「あまり・全然」を否定形と組み合わせます。正確な百分率ではありません。

例文

  • 週末は よく 散歩します。週末はよく散歩します。
  • コンサートへは たまに 行きます。コンサートへはたまに行きます。
  • 外国へは 全然 行きません。外国へは全然行きません。

「どうしてですか」で理由を尋ね、答えは「から」で終えられる

どうしてですか。— reason からです/reason から

理由を単独で尋ねる時は「どうしてですか」と言います。答えは理由節+「からです」、会話では「から」で終えることもあります。敏感な質問では関係と場面に配慮します。

例文

  • どうして また 来ますか。どうしてまた来ますか。
  • 近くで 写真展が ありますから。近くで写真展がありますから。
05

表現と使用場面

「ぼく」は男性に多い、ややくだけた自称

男性が同輩・家族・親しい人に対して使うことが多い自称です。正式な場面では「わたし」が無難です。年齢・立場・本人のスタイルでも選び方が変わります。

出来事が行われる場所には「で あります」

物が存在する時は「場所に物があります」、展覧会・会議・パーティーなどが開かれる時は「場所でイベントがあります」と言います。物の存在か出来事かを判断します。

  • ホテルで 写真展が あります。ホテルで写真展があります。
  • 部屋に 写真が あります。部屋に写真があります。

「いかがですか」は「どうですか」の丁寧な形

客・年長者・上司に意見を尋ねたり飲み物を勧めたりする時に使います。受ける時は「ありがとうございます。いただきます」、断る時は「今は結構です」などが自然です。

  • コーヒーは いかがですか。コーヒーはいかがですか。
  • ありがとうございます。いただきます。ありがとうございます。いただきます。

「そうですね」は考える時間にもなる

同意だけでなく、自由回答の前に「そうですね……」と言うと考える時間を作れます。「うーん」と続くこともあり、語調と間が重要です。

「迷います」は迷う・道に迷うの両方

複数の選択肢で決めにくい時にも、道や建物で方向が分からない時にも使います。「道に迷いました」「ホテルの中で迷いました」のように周囲の語で意味を判断します。

  • どれを 買いますか。— 迷いますね。どれを買いますか。— 迷いますね。
  • 駅で 道に 迷いました。駅で道に迷いました。

「気に入りました」は見たり使ったりして中意になる

「好きです」は継続的な好みを述べることが多く、「気に入りました」は初めて見たり試したりして合うと感じた時に使います。対象は「が」です。贈り物などの評価では礼儀にも注意します。

  • この 模様が 気に入りました。この模様が気に入りました。
  • 音楽が 好きです。音楽が好きです。

返答では直前の内容を省略できる

質問に述語がすでに出ている時、「はい、とても」のように程度や新情報だけ答えられます。聞き手が内容を復元できる場合だけ省略します。

  • おいしいですね。— ええ、とても。おいしいですね。— ええ、とても。

他人の技能を「下手」と評すると直接的

自分については「下手です/苦手です」と言えますが、相手に「下手ですね」と直接言うと失礼になり得ます。「上手ですね」も実際の表现に基づく方が自然です。

06

学習後にできること

  1. 好き・嫌い・怖い対象を「が」で示す。
  2. 意味に合わせて「分かります・できます・上手・下手・苦手」を選ぶ。
  3. 完全列挙の「と」と例示の「や〜など」を区別する。
  4. 理由節+「から」と独立した「だから/ですから」を書き換える。
  5. 頻度に応じて「いつも・よく・時々・たまに・あまり・全然」を選ぶ。
  6. オリジナルの土産店会話で、推薦を尋ね、迷い、丁寧に断り、中意を伝える。
07

文化と実際の使い方

箱根寄木細工は天然木の色で幾何学模様を作る

箱根町の公式解説によると、寄木細工は樹種ごとの自然な色と木目を組み合わせて精密な幾何学模様を作ります。模様の種板を約0.15〜0.2ミリの薄板に削って箱に貼る「ヅク貼り」と、厚い種板自体を加工する「ムクづくり」があります。現在の木材は箱根山地だけのものではありません。公式ページは体験に事前予約が必要だと案内しているため、店・内容・最新条件を確認してください。

  • この 模様が 気に入りました。この模様が気に入りました。
  • 寄木細工は いかがですか。寄木細工はいかがですか。
  • 体験は 予約が 必要ですか。体験には予約が必要ですか。

出典

次の一歩

重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。

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