N5 · 単元 3
第10課有名、静か、にぎやか
な形容詞で人や場所を説明し、どんな特徴かを尋ねられる。
この課で学ぶこと
な形容詞で人や場所を説明し、どんな特徴かを尋ねられる。
学習ポイント
- な形容詞
- 名詞の前での形
- 種類・特徴の尋ね方
今この課を学ぶ理由
前の課までに言える内容を、新しい表現へつなげます。重点文を聞き、形を理解し、実際の場面で使います。
次の一歩
重点文を聞き、文型を理解し、例文と語彙の練習を終えてから次の課へ進みます。
インタラクティブ課を開く基本文型
な形容詞です / ではありません / でした / ではありませんでした ・ な形容詞 + な + 名詞 ・ どんな初学者向け説明
な形容詞が文末に来る時はそのまま「です」を付け、否定は「ではありません」、過去は「でした」を使います。名詞の前では「な」を付けて「静かな町」のように言います。人や物がどんな性質か尋ねる時は「どんな」を使います。
まず理解する重点文
- この 町は 静かです。kono machi wa shizuka desu
この町は静かです。
- 駅の 近くは にぎやかです。eki no chikaku wa nigiyaka desu
駅の近くはにぎやかです。
- ここは きれいな 公園です。koko wa kirei na kōen desu
ここはきれいな公園です。
- その ホテルは 便利では ありません。sono hoteru wa benri dewa arimasen
そのホテルは便利ではありません。
この課の基本語彙
- 有名ゆうめい有名
- 静かしずか静か
- にぎやかにぎやかにぎやか
- 便利べんり便利
- きれいきれいきれい・美しい/清潔
- 元気げんき元気・健康/活発
- 暇ひま暇・時間がある
- 親切しんせつ親切
文法を一つずつ理解
な形容詞の述語:現在は「です」、過去は「でした」
N は na-adjective です/でしたな形容詞が文末の述語になる時は「な」を付けません。現在肯定は「です」、過去肯定は「でした」です。「な形容詞」という名称は学習上の分類で、程度や重要性を表しません。
例文
- この 通りは 静かです。この通りは静かです。
- 町は にぎやかでした。町はにぎやかでした。
否定は「ではありません」、過去否定は「ではありませんでした」
na-adjective ではありません/ではありませんでしたな形容詞自体は変えず、後ろに「ではありません」または過去の「ではありませんでした」を付けます。会話では「では」が「じゃ」になることがありますが、まず正式な形を覚えます。
例文
- この 町は 有名ではありません。この町は有名ではありません。
- 昨日は 暇ではありませんでした。昨日は暇ではありませんでした。
な形容詞は名詞の前で必ず「な」を取る
na-adjective な N文末では「静かです」、名詞の前では「静かな町」と言います。この「な」は「の」に替えられず、省略もできません。
例文
- きれいな 人形きれいな人形
- 有名な 作家有名な作家
名詞文の過去は「でした」、過去否定は「ではありませんでした」
N は N でした/N ではありませんでした名詞は変化せず、文末だけを過去形にします。日本語では「昨日は雨でした」のように、天気も名詞文でよく表します。
例文
- 昨日は 日曜日でした。昨日は日曜日でした。
- おとといは 雨ではありませんでした。おとといは雨ではありませんでした。
「どんな+名詞」で性質や種類を尋ねる
どんな N ですか人・場所・本・料理などが「どのようなものか」知りたい時は「どんな+名詞」を使います。答えは普通、名前だけでなく性質や種類を説明します。
例文
- 横浜は どんな 町ですか。横浜はどんな町ですか。
- 大きくて にぎやかな 町です。大きくてにぎやかな町です。
「何の」は内容・材料・所属、「どんな」は性質を尋ねる
何の N/どんな N「何の本ですか」は題材・言語・種類を尋ねられます。「どんな本ですか」は、おもしろいか、難しいか、厚いかなど性質を尋ねます。質問に合う内容で答えます。
例文
- 何の 料理ですか。— 魚の 料理です。何の料理ですか。— 魚の料理です。
- どんな 料理ですか。— 少し 辛い 料理です。どんな料理ですか。— 少し辛い料理です。
「どう」は感想、「でも」は逆接、「そして」は追加
どうですか/どうでしたか;A。でも B;A。そして B現在や一般の感想は「どうですか」、過去の体験は「どうでしたか」で尋ねます。会話の「でも」は反対情報を、「そして」は同じ方向の情報を加えます。正式な文章では他の接続表現も使います。
例文
- 京都は どうでしたか。京都はどうでしたか。
- きれいでした。でも、静かではありませんでした。きれいでした。でも、静かではありませんでした。
- 町は 大きいです。そして、にぎやかです。町は大きいです。そして、にぎやかです。
表現と使用場面
「きれい」は「い」で終わっても、な形容詞
「きれい」の「い」は語の一部で、い形容詞の活用語尾ではありません。「きれいです/きれいでした/きれいではありません/きれいな服」と言います。
- きれいな 景色ですね。きれいな景色ですね。
「晴れ・雨・曇り・雪」は天気を表す名詞
過去の天気は「昨日は晴れでした」「おとといは雨でした」のように言えます。体感温度を説明する時は「暑い/寒い/暖かい/涼しい」を使います。
- 明日は 曇りです。明日は曇りです。
「あれえ」は予想外の発見を表し、音を伸ばす
予想外のことに気づいた時、「あれえ」と言えます。会話の反応なので、正式な場面や文章に機械的に入れません。
- あれえ、だれも いませんね。あれえ、誰もいませんね。
「ところで」で新しい話題へ移る
前の話に反応してから、「ところで」で関係の弱い新しい質問を出します。「ところで」は強い因果関係を結ぶ表現ではありません。
場所・期間+「中」で全体を表す
「世界中・日本中・学校中」は場所全体を、「一日中・一晩中・一年中」は期間全体を表します。この「中」は普通「じゅう」と読みますが、すべての「中」が同じ読みではありません。
- 世界中から 観光客が 来ます。世界中から観光客が来ます。
- 一日中 雨でした。一日中雨でした。
形容詞+「の」で分かっている名詞を省く
物がすでに分かっている時、い形容詞には「の」を付けて「小さいの」、な形容詞には「なの」を付けて「簡単なの」と言います。この「の」は名詞を代わりに表します。
- もう 少し 小さいのが いいです。もう少し小さいのがいいです。
- 簡単なのは ありますか。簡単なのはありますか。
「紅葉」は「こうよう」と「もみじ」の二つの読み
「こうよう」は秋に葉が色づく現象や紅葉全体を指すことが多く、「もみじ」は赤い葉・カエデ・観賞する紅葉を指すことが多いです。決まった表現と文脈で読みを選びます。
- 紅葉が 始まりました。紅葉が始まりました。
- 京都の 紅葉は きれいです。京都の紅葉はきれいです。
「修学旅行」は学校が行う学習目的の旅行
修学旅行は学校が学年と学習目的に合わせて行います。行き先、期間、国内・海外は地域や学校で異なります。普通の家族旅行と同じ意味ではありません。
学習後にできること
- な形容詞を現在肯定・現在否定・過去肯定・過去否定に変える。
- 述語の「静かです」と名詞修飾の「静かな町」を切り替える。
- 昨日の晴れ・雨・曇り・雪を名詞文で表す。
- 「何の+名詞」と「どんな+名詞」を区別し、質問に合う答えを出す。
- 「どうでしたか」で過去の体験を尋ね、「でも/そして」で二つの評価を組み立てる。
- 店で「小さいの/簡単なの」を使い、別の商品を選ぶ。
文化と実際の使い方
奈良と京都に残る、確認できる日中文化交流の史跡
唐招提寺の公式沿革によると、鑑真は度重なる渡海失敗を経て754年に奈良へ到着し、759年に唐招提寺を創建しました。寺名は、鑑真が唐から来て戒律を教えたことに由来します。京都の嵐山には「雨中嵐山」の詩碑があり、在日中国大使館の2024年の記録でも同碑への訪問が確認できます。開門時間・行き方・現地規則は管理者の最新案内を確認してください。
- 唐招提寺は 奈良に あります。唐招提寺は奈良にあります。
- この 場所は どんな 所ですか。ここはどんな場所ですか。
- 紅葉は どうでしたか。紅葉はどうでしたか。